【プロ監修】軽井沢の賃貸相場と注意点|冬の暮らしに備える4つのチェックポイント

2024-11-29


この記事のハイライト
●軽井沢の賃貸相場はエリアやタイプで変動、早めの準備を。
●冬の生活対策(暖房・断熱・除雪)が物件選びの鍵。
●リモートワーク環境と四季を楽しむ暮らしが魅力。

「初めての賃貸探しで失敗したくない」「冬の生活への不安」といった声が多く聞かれますが、 2024年から2025年にかけての最新データと対策をご紹介します。

軽井沢での賃貸物件選びは、重要なポイントを抑えることで、失敗のリスクを大きく減らすことができます。 特に、今後の賃貸相場の変動予測と冬の暮らしを見据えた物件選びは、快適な生活コミュニティのための重要なカギとなります。
この記事では、2024年のデータと2025年上半期までの予測に基づいて、初めての賃貸探しで立ち止まるべき4つのチェックポイントを解説します。 賃貸を探している方はもちろん、軽井沢での物件生活に興味があります不動産のある方にも最適な最新情報をお届けします。のプロによる監修と、実際の居住者の体験談も偶然だった実践的なアドバイスをご覧ください。



この記事を書いた人

宮本 歩衣子


仙台生まれ⇒2011年に軽井沢へ移住

不動産 - 売買、賃貸(土地・建物)物件の仲介並びに不動産管理

免許番号:長野県知事(2)第5587号

所属協会:公益社団法人全国宅地建物取引業協会/一般社団法人長野県宅地建物取引業協会

不動産業に7年間携わってきた経験から、お客様から「もっと気軽に軽井沢を体験したい」とのお声を受け、別荘の短期レンタルや宿泊事業も始めました。不動産と宿泊を組み合わせ、軽井沢の魅力をさらに広めていきたいと考えています。今後も軽井沢とのご縁を大切に、共感して集まってくれた仲間と共に、地域に貢献していきます。




\お気軽にご相談ください!/



軽井沢の賃貸相場の最新動向【2024-2025年上半期】



エリア別の賃貸相場データ


ここ数年、軽井沢の賃貸市場は大きく変化しています。特に注目すべきは、この3年間で賃料が3~4割も上昇している点です。まさに「東京24区目」と呼ばれるほどの賃料水準となっており、利回りも東京並みの5%程度まで変化してきました。
大前提で、軽井沢駅周辺では最近では新築物件が非常に少ないということは続いていますが、しなの鉄道の各駅周辺の物件は特に人気が高く、例えば80㎡前後の物件で10万~18万円ぐらいが相場ととらえてよいでしょう。
最近では100㎡を超える広めの物件も増えてきており、より高級志向の方向けに120㎡以上の物件も登場しています。ただし、手頃な価格帯の物件は非常に限られており、見つかってもすぐに契約が決まってしまう状況が続いています。


物件タイプ別の平均家賃


軽井沢の賃貸市場は、都心部とは異なる特徴があります。単身者向けの物件は非常に限られており、代わりに広めの物件が中心となっています。
特に最近は、ラグジュアリー層向けの高級アパートも登場し、100㎡以上で月額28万円以上という物件も見られます。
物件タイプとしては、戸建てが中心で、アパートは比較的少なめです。ただし、最近では高級志向のアパートも徐々に増えてきており、市場の幅が広がってきています。

今後の相場予測と傾向


実は、2025年上半期までの見通しをお伝えすると、かなり需要は高いままだと思います。
都心からの移住をお考えの方が後を絶たないので、いい物件はあっという間に決まってしまいます。でも、朗報をお伝えすると、新しい物件開発も進んでいて、2025年には物件不足も少し落ち着きそうな気配。
だからこそ、今は焦らずじっくり物件探しを楽しんでいただけたらと思います。



軽井沢で賃貸物件を探す前に知っておくべき基礎知識



賃貸契約の基本と必要書類



軽井沢での賃貸契約、実は都心部とちょっと違う特徴があります。
特筆すべきは、法人契約が非常に多いという点です。これは、一定以上の賃料帯の物件が中心となっているためで、企業からの出向者や法人契約での入居が一般的です。
必要書類は一般的な身分証明書、収入証明書の他、法人契約の場合は会社の登記簿謄本や決算書などをご用意いただきます。また、地域柄オンラインでの契約手続きにも対応している物件が増えてきているので、東京などからの移住をお考えの方もスムーズに手続きを進めることができます。

初期費用の目安



初期費用について、軽井沢ならではのポイントをお伝えしましょう。敷金は家賃の2ヶ月分が一般的で、礼金は1ヶ月分が多いです。ただし、ペットの同居費用設として、追加で1ヶ月分程度必要になることもあります。例えば、家賃25万円の物件なら、初期費用は合計で100万円前後を見込んでおくと安心です。
軽井沢はペットフレンドリーを推奨している町ではありますが、賃貸でペット可の物件は少ないという状態ではあります。

物件探しのベストシーズン



軽井沢で物件を探すなら6月~8月の観光シーズンに見に来た場合は軽井沢の良さがわかるためおすすめです。しかし軽井沢は物件数がすくないため、価格交渉は難しいかもしれません。
冬の生活を見据えるなら、10月頃の内見がベスト。暖房効果や日当たりなど、冬の過ごしやすさをしっかり確認できます。最近は早めに動く方が多いので、希望の時期の3ヶ月前から探し始めるのがおすすめです。
 そして我々としても冬に物件探しで来ていただくのをお勧めしています。軽井沢は冬はとても寒くなり、積雪の影響など住まうなら季節の厳しい時に見ていただくことも物件探しや移住のための大切な情報となると思います。


冬の暮らしに備える4つの重要チェックポイント



おすすめの暖房設備と断熱性能



軽井沢の冬は本当に寒いんです。そのため、暖房設備は物件選びの最重要ポイントの一つとなります。特に注目してほしいのが、床暖房システムです。これは単なる暖房だけでなく、凍結防止対策としても重要な役割を果たします。週末利用の方でも、低温設定でランニングしておけば室内の凍結対策になりますよ。
最近のトレンドとして、Wi-Fi対応のスマート家電を採用する物件が増えています。例えば、スイッチポッドなどのIoT機器を使えば、エアコンを遠隔操作できます。停電の多い軽井沢では、床暖房のバックアップとしても活用できる優れものです。
断熱性能について、賃貸物件ではペアガラスが標準装備となっています。これは室内の暖かさを保つだけでなく、凍結防止対策としても効果的です。理想的にはトリプルサッシですが、賃貸物件では現状あまり見かけません。


除雪対策と駐車場



冬の軽井沢で特に注意が必要なのが雪対策です。基本的に個人での除雪作業が必要となりますので、スコップなどの除雪道具は必需品です。車は4WDが必須で、冬用タイヤやチェーンの準備も欠かせません。可能であれば屋根付き駐車場のある物件を選ぶと、雪下ろしの手間が大幅に減りますよ。

凍結防止と水回り対策



水回りの凍結対策は、軽井沢での冬の暮らしで最も重要なポイントです。夜間の水抜きが基本となりますが、週末利用の方は特に注意が必要です。
洗濯機は「乾太くん」のようなガス式の乾燥機付きがおすすめです。寒冷地ならではの結露対策にもなりますし、冬場の洗濯物の乾燥にも重宝します。特に冬場は外干しが難しいため、室内干しができる設備は必須といえます。
また、夏の場合でも湿度が高い軽井沢では洗濯物が乾きずらいので、「乾太くん」はとても重宝します!


光熱費の目安と節約術



冬場の光熱費は夏の1.5~2倍を見込んでおいてください。例えば、2LDKで2人暮らしの場合、電気代は月3~4万円程度です。でも、日中はしっかり日が入る南向きの物件を選べば、暖房費を抑えられます。断熱カーテンの活用もおすすめの節約術です。


軽井沢の賃貸物件選びで失敗しないためのポイント



立地選びのコツ



物件の立地選びで特に気を付けていただきたいのが、冬場のアクセスです。道路の傾斜が急な場所は、凍結時の運転が大変危険なため、できるだけ避けることをおすすめします。
買い物に関しては、軽井沢ではほとんどの方が車移動を前提としています。主要スーパーはツルヤとデリシアが中心で、コンビニの数も限られているため、車での移動時間を基準に考えるのが現実的です。特に冬場は道路状況によって通常より移動時間がかかることも考慮に入れて、普段使いのスーパーまでは車で10分圏内の立地を選ぶことをおすすめします。
駅までの距離にこだわるよりも、普段の買い物動線や、冬場でも安全に運転できるルートがあるかどうかを重視して選ぶことが、快適な軽井沢ライフのポイントとなります。 ポイント

物件内見時のチェックリスト



内見時のポイントは、まず日当たりです。南向きの物件は、冬場の暖房費を大きく抑えられます。軽井沢の賃貸物件は、その土地柄から別荘感覚の造りが多いのが特徴です。
実は、軽井沢には特有の建築規制があり、アパートの1戸あたりの面積や敷地面積に厳しい基準が設けられています。そのため、ワンルームや1LDKといった小規模な物件は非常に限られており、代わりに戸建て感覚の広めの物件が中心となっています。
物件の特徴として、別荘としての利用も想定した間取りや設備が一般的です。土地価格の上昇も相まって、効率重視の都市型賃貸とは異なる造りとなっています。宅配ボックスなどの設備は、物件によって対応が異なりますので、必要に応じて確認することをおすすめします。

契約時の注意事項



契約前に必ず確認してほしいのが、インターネット環境です。リモートワークに適した高速回線が引けるか、事前に確認が必要です。また、契約書の細かい規約、特に楽器演奏や深夜のテレビ会議についての取り決めもチェック。最近は、テレワーク向けの防音設備付き物件も増えてきていますよ。


【体験談】軽井沢での賃貸生活の実態と対策


リモートワーカーの一日


実際に軽井沢で暮らす方々の声を集めてみました。朝は自然の光で目覚め、鳥のさえずりを聞きながら仕事を始められるのが大きな魅力だそうです。
都心と比べてネット環境を不安視される方も多いのですが、光回線エリアが広がり、最近はほとんど問題ないとのこと。大手企業でリモートワークをされているAさんは、「通信環境は都内と変わらず、むしろ静かな環境で集中できる」と話されています。


季節ごとの生活の変化


軽井沢の魅力は四季の変化を存分に感じられること。夏は空気が澄んでいて過ごしやすく、クーラーいらずの日も。秋は紅葉狩りを楽しめ、冬は雪景色が素晴らしい。
でも、季節の変わり目には寒暖差が大きいので、衣類の調整が必要です。「エアコンだけでなく、加湿器や除湿器の活用が快適な暮らしのコツ」と、2年目の居住者Bさんは教えてくれました。


予想外のトラブルと解決策



実際の暮らしで意外だったのが、虫の多さと静けさ。自然豊かな反面、虫除けや網戸の管理は必須です。また、想像以上の静けさに慣れるまで時間がかかったという声も。「でも、この静けさが贅沢に感じられるようになりました」とCさん。宅配便の再配達には苦労するそうですが、最近は宅配ボックスのある物件も増えているので安心ですよ。


まとめ

私たち不動産のプロが、軽井沢での賃貸暮らしを検討されている皆様に、最後にアドバイスをさせていただきます。
軽井沢での賃貸生活は、都心とは異なる魅力と課題があります。2024年から2025年上半期にかけては、物件の需要が高まる傾向にありますが、焦って決める必要はありません。理想の物件は必ず見つかります。
特に重要なのは、冬の暮らしへの備えです。暖房設備、断熱性能、除雪対策など、夏には気づきにくい設備にも注目してください。また、リモートワークを前提とした物件選びでは、通信環境や仕事スペースの確保も重要なポイントとなります。
最後に、軽井沢暮らしの醍醐味は、四季折々の自然を楽しめることです。都心では味わえない豊かな暮らしが、きっと皆様を待っています。ぜひ、この記事を参考に、理想の物件探しを楽しんでください。お探しのサポートは、いつでもさせていただきますので、お気軽にご相談ください

軽井沢に住まうこと。
私たちは、物件をご紹介するだけで終わりではありません。
そこから始まる「暮らし」を、お客様とともにサポートし、豊かな生活のお手伝いさせていただきます。


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