【2025年冬版】軽井沢移住者必見！冬の暖房費実態調査

この記事のハイライト

✔️【最新情報】2025年版軽井沢の暖房費実測データを全公開

✔️【重要ポイント】薪ストーブ・エアコン・床暖房の初期費用とランニングコスト比較

✔️【実践的内容】移住者が教える失敗しない暖房選びの決定指標

この記事を書いた人

宮本 歩衣子

仙台生まれ⇒2011年に軽井沢へ移住

不動産 - 売買、賃貸（土地・建物）物件の仲介並びに不動産管理

免許番号：長野県知事（２）第5587号

所属協会：公益社団法人全国宅地建物取引業協会/一般社団法人長野県宅地建物取引業協会

不動産業に10年以上携わってきた経験から、お客様から「もっと気軽に軽井沢を体験したい」とのお声を受け、別荘の短期レンタルや宿泊事業も始めました。不動産と宿泊を組み合わせ、軽井沢の魅力をさらに広めていきたいと考えています。今後も軽井沢とのご縁を大切に、共感して集まってくれた仲間と共に、地域に貢献していきます。

軽井沢の冬の実態と暖房の重要性

軽井沢の冬は、その美しさと厳しさが共存する季節です。標高約1,000メートルの高原気候により、12月から3月にかけて最低気温がマイナス10℃を下回る日が続きます。実際に、過去5年の気象データを見ると、1月の平均最低気温はマイナス8℃、最も寒い日にはマイナス15℃まで下がることもあるんです。

私どもナルロワンにご相談いただく移住検討者の皆さまからも、「冬の暖房費がどの程度かかるのか不安」というお声を数多くいただきます。首都圏から軽井沢に移住されたあるご家庭では、初年度の冬の光熱費が想定の1.5倍になり、慌てて暖房方法を見直したという体験談もお聞きしました。

2025年のエネルギー価格動向と軽井沢への影響

2025年現在、エネルギー価格の高騰が続いており、特に電気代は2020年比で約30％上昇しています。軽井沢のような寒冷地では、この影響がより顕著に現れるんですね。暖房期間が10月下旬から4月上旬まで約5.5ヶ月と長期にわたるため、年間光熱費に占める暖房費の割合は50％を超えることも珍しくありません。

軽井沢で10年以上の不動産業を営む私どもの経験から申し上げると、移住を成功させるためには、暖房方法の選択と費用計画が極めて重要な要素となります。単純に「安い」だけで選ぶのではなく、初期費用・ランニングコスト・快適性・メンテナンス性を総合的に判断することが欠かせません。

暖房方法別｜初期費用の徹底比較

軽井沢での暖房選びにおいて、初期費用は大きな判断材料の一つです。私どもナルロワンでお手伝いしたお客様の実例を基に、各暖房方法の詳細な費用内訳をご紹介します。

薪ストーブの初期費用内訳

薪ストーブの初期費用は、本体価格だけでなく、設置工事費や煙突工事費など、様々な要素が含まれます。軽井沢での標準的な設置例では、総額150万円から300万円程度が相場となっています。

本体価格は80万円から150万円程度で、デンマーク製やアメリカ製の高性能モデルが人気です。
煙突工事費は40万円から80万円、炉台や遮熱壁などの付帯工事に20万円から50万円程度かかります。さらに、薪の保管庫設置費用として10万円から30万円を見込んでおく必要があるんです。

実際に塩沢エリアに移住されたご家庭では、総額280万円で薪ストーブを導入されました。「初期費用は高額でしたが、軽井沢らしい暮らしを満喫できて満足しています」とのお声をいただいています。

高効率エアコンの設置費用

軽井沢の厳しい寒さに対応できる高効率エアコンの設置には、通常のエアコンよりも高い性能と設置技術が求められます。
寒冷地仕様のエアコンは1台あたり15万円から30万円、100㎡程度の住宅なら3～4台必要となるため、総額60万円から120万円程度が目安となります。

設置工事費は1台あたり3万円から5万円ですが、軽井沢の場合は配管の凍結防止対策が必須となるため、追加工事費として10万円から20万円を計上しておくことをお勧めします。

中軽井沢駅周辺に移住されたリモートワーカーのご家庭では、全館空調型のエアコンシステムを導入され、初期費用は約90万円でした。
「設置後の光熱費が予想以上に抑えられて助かっています」というご感想をいただいています。

床暖房の施工費用と種類別比較

床暖房は電気式と温水式の2種類があり、それぞれ初期費用が大きく異なります。電気式の場合、100㎡の住宅で80万円から120万円程度、温水式では120万円から200万円程度が相場です。

新築時の導入では、これらの費用で済みますが、既存住宅へのリフォーム導入では、床材の撤去・復旧費用が別途30万円から50万円必要となります。
また、温水式の場合は専用ボイラーの設置費用として50万円から80万円が追加でかかるという計算になります。

【実測データ公開】月別暖房費の詳細比較

私どもナルロワンでお世話をさせていただいている移住者の皆さまから、実際の光熱費データをご協力いただき、暖房方法別の詳細な費用比較を行いました。
今回は、100㎡程度の住宅に4人家族で住まわれているご家庭のデータを中心にご紹介します。

薪ストーブ家庭の光熱費実測データ

南軽井沢エリアにお住まいのA様ご家庭（薪ストーブメイン使用）の2024-2025年冬季データをご紹介します。薪ストーブの場合、電気代とは別に薪代とメンテナンス費用が発生することが特徴です。

11月の薪代は1万5千円、電気代が1万2千円で合計2万7千円でした。
12月になると薪の使用量が増加し、薪代3万円、電気代1万5千円で合計4万5千円となります。
最も寒い1月・2月は薪代が4万円から4万5千円、電気代2万円程度で、月間6万円から6万5千円の暖房費となっているんです。

3月は気温の上昇とともに薪の使用量が減り、薪代2万5千円、電気代1万5千円で合計4万円程度に収まります。年間を通じて、薪代だけで約25万円、電気代を含めると約35万円の暖房費となります。

A様からは「薪割りや火の管理に手間はかかりますが、炎を見ながらの時間は何物にも代えがたい贅沢です」というお声をいただいています。

エアコン暖房家庭の電気代推移

中軽井沢エリアのB様ご家庭（高効率エアコン3台使用）の実測データでは、エアコンの性能と使用方法によって大きく費用が変わることが分かります。

11月の電気代は1万8千円程度からスタートし、12月には2万5千円、1月・2月のピーク時には3万5千円から4万円となります。3月は2万8千円程度まで下がり、暖房シーズン全体では約18万円の電気代となっています。

B様は「エアコンだけでは足元が寒いため、電気カーペットや電気ストーブを併用しています。それでも薪ストーブより手軽で、外出時の不安もありません」とのことです。補助暖房を含めると、年間約22万円の暖房費という計算になります。

床暖房家庭のエネルギー消費実態

塩沢エリアのC様ご家庭（電気式床暖房＋エアコン併用）では、床暖房の快適性と引き換えに相応の費用がかかることが実証されました。

11月の電気代は2万2千円、12月は3万5千円、1月・2月のピーク時には5万円から5万5千円となります。床暖房は立ち上がりに時間がかかるため、24時間稼働が基本となり、その分電気代も高くなる傾向があるんです。

3月でも3万8千円程度の電気代がかかり、暖房シーズン全体では約28万円の費用となります。C様は「足元から温まる快適さは格別で、家族全員が健康的に過ごせています」と満足されています。

薪ストーブ生活の真実｜ロマンと現実のコスト

軽井沢といえば薪ストーブというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
確かに、炎の揺らめきを眺めながら過ごす時間は、軽井沢ならではの贅沢な体験です。しかし、薪ストーブ生活には見えないコストや手間があることも事実なんです。

薪の調達方法と価格の実情

薪の調達方法は大きく分けて3つあります。一つ目は薪屋からの購入で、1立方メートルあたり1万2千円から1万8千円が相場です。
二つ目は原木を購入して自分で薪割りする方法で、1立方メートルあたり8千円から1万2千円程度となります。
三つ目は山林所有者から直接購入する方法ですが、これには人脈と運搬手段が必要となるんです。

軽井沢で薪ストーブを使用するご家庭では、年間15立方メートルから20立方メートルの薪が必要となります。
購入のみの場合は年間20万円から30万円、自分で薪割りをする場合でも12万円から20万円程度かかる計算です。

私どもナルロワンのお客様の中には、「薪割りが良い運動になり、ストレス発散にもなっています」という方もいらっしゃれば、「思っていた以上に重労働で、年を重ねるとつらくなってきました」というご意見もあります。

メンテナンス費用の詳細内訳

薪ストーブのメンテナンス費用は、安全性を確保するために絶対に削れない項目です。年1回の煙突掃除は3万円から5万円、炉内の耐火煉瓦の交換が3年に1度で5万円から8万円程度かかります。 さらに、煙突の点検・修理費用として年間2万円から3万円、ガスケット（パッキン）の交換が2年に1度で1万円から2万円程度必要となります。これらを合計すると、年間5万円から8万円のメンテナンス費用が発生する計算になるんです。

実際に軽井沢で薪ストーブをお使いのお客様からは、「メンテナンス費用は予想していたより高額でしたが、安全のためには必要な投資だと理解しています」というお声をいただいています。

薪ストーブ愛好者の本音と体験談

軽井沢移住歴5年のD様ご夫婦にお話を伺いました。「薪ストーブの魅力は、なんといっても炎の温かさと、部屋全体がじんわりと温まる心地よさです。夜中に火が消えても、蓄熱効果で朝まで暖かさが続くんです」

一方で、現実的な課題もあります。「朝の火起こしに30分程度かかるため、冬場は6時に起床します。また、外出時は完全に火を消す必要があり、帰宅後は寒い部屋で再び火起こしをすることになります」

E様は薪ストーブの経済性についてこうおっしゃいます。「初期費用とランニングコストを考えると、決して安い暖房方法ではありません。でも、家族が薪ストーブの周りに自然と集まり、会話が増えたことは何よりの価値です」

エアコン＋補助暖房の最適解

軽井沢の移住者の中で最も多く採用されているのが、高効率エアコンをメインとし、補助暖房を組み合わせる方法です。
この方法は初期費用を抑えながら、効率的な暖房を実現できるため、私どもナルロワンでも積極的にお勧めしています。

高効率エアコンの性能と選び方

軽井沢で使用するエアコンは、必ず寒冷地仕様を選ぶことが重要です。外気温がマイナス15℃でも安定した暖房能力を発揮する機種でなければ、厳冬期に暖房能力が大幅に低下してしまいます。

おすすめは、三菱電機の「霧ヶ峰Zシリーズ」やダイキンの「うるさらX」といった最上位モデルです。これらの機種は、マイナス20℃でも定格能力の80％以上を維持できる設計となっているんです。

実際に中軽井沢にお住まいのF様は、「初年度は安価なエアコンを使用していましたが、1月になると全く暖まらず、結局買い替えることになりました。最初から高性能機種を選んでおけばよかったです」という体験をお聞かせくださいました。

効果的な補助暖房の選択と配置

エアコンだけでは足元の冷えを完全に解消することは難しいため、補助暖房の選択が重要となります。
最も効果的なのは、石油ファンヒーターやガスファンヒーターです。これらは短時間で部屋を暖めることができ、停電時でも使用可能という利点があります。

電気カーペットやホットカーペットは、足元の暖房に特化した効果を発揮します。
リビングの主要な座位エリアに配置することで、体感温度を大幅に向上させることができるんです。また、こたつは日本の伝統的な暖房器具として、今でも多くのご家庭で愛用されています。

私どもナルロワンでご紹介している物件では、エアコン設置時に補助暖房の配置も含めてご提案させていただいています。実際の生活動線を考慮した暖房計画を立てることで、快適性と経済性の両立が可能となります。

停電対策としての暖房手段確保

軽井沢では冬季の雪や風による停電が年に数回発生することがあります。電気に依存した暖房システムだけでは、停電時に生命の危険すら生じる可能性があるため、非電源暖房の確保は必須といえます。

石油ストーブやカセットガスストーブは、停電時でも使用可能な暖房器具として重要な役割を果たします。これらの器具は普段は補助暖房として使用し、緊急時のバックアップとして位置付けることをお勧めします。

塩沢エリアにお住まいのG様は、「昨年の大雪で6時間停電しましたが、石油ストーブがあったおかげで寒さをしのぐことができました。電気暖房だけに頼っていたら大変なことになっていました」とおっしゃっています。

床暖房の快適性とコストパフォーマンス

床暖房は軽井沢の寒さに対して最も快適性の高い暖房方法の一つですが、同時に最もコストのかかる暖房方法でもあります。私どもナルロワンでも、新築をご検討のお客様には床暖房の導入について詳しくご説明させていただいています。

電気式vs温水式の費用対効果比較

電気式床暖房は設置が比較的簡単で、メンテナンスもほとんど必要ありません。しかし、電気代が高額になる傾向があり、100㎡の住宅で24時間運転した場合、月額4万円から6万円の電気代がかかります。

一方、温水式床暖房は初期費用が高額ですが、ガスや灯油を熱源とするため、ランニングコストは電気式より安くなる場合があります。ただし、ボイラーのメンテナンスや定期点検が必要となり、年間3万円から5万円の維持費がかかるんです。

南軽井沢で新築されたH様は、「温水式床暖房を選択しましたが、快適性は抜群です。ただし、ボイラーの故障時は暖房がすべて止まってしまうため、補助暖房は必須だと感じています」とお話しくださいました。

健康面でのメリットと生活の質向上

床暖房の最大のメリットは、足元から体全体を温める輻射熱による暖房効果です。これにより、室内の温度差が少なくなり、ヒートショックのリスクを大幅に軽減できます。また、空気を乾燥させないため、のどや肌の調子も良好に保てるんです。

お子様のいるご家庭では、床で遊ぶ際の快適性が格段に向上します。
中軽井沢にお住まいのI様ご家庭では、「子どもたちが床で遊んでも風邪をひかなくなり、医療費の節約にもつながっています」という嬉しいご報告をいただいています。

また、ご高齢の方がいるご家庭では、足腰の冷えを軽減することで、関節痛の緩和や血行改善効果も期待できます。
私どもナルロワンでご紹介した三世代同居のお客様からは、「祖父母が以前より活動的になり、家族の会話も増えました」というお声をいただいています。

導入タイミングとコスト最適化のポイント

床暖房の導入は、新築時が最もコストパフォーマンスが良い選択となります。新築時であれば、建物の構造設計の段階から床暖房を組み込むことができ、効率的なシステム設計が可能です。

既存住宅への後付け導入の場合、床材の撤去・復旧費用が追加でかかるため、新築時の1.5倍から2倍の費用がかかることも珍しくありません。ただし、大規模リフォームと同時に行えば、相対的にコストを抑えることができるんです。

ランニングコストの最適化には、タイマー機能や温度制御システムの活用が効果的です。
塩沢エリアのJ様は、「人感センサー付きのコントローラーを導入したことで、電気代を20％削減できました」という成功事例をお聞かせくださいました。

【まとめ】暖房方法選択の決定指標とナルロワンの提案

軽井沢での暖房選びは、単純な費用比較だけでなく、ライフスタイル、家族構成、価値観を総合的に考慮して決定する必要があります。
私どもナルロワンでは、軽井沢での10年以上の実績を基に、お客様お一人おひとりに最適な暖房選びをサポートさせていただいています。

家族構成・予算別の最適解ガイド

お子様のいるファミリー世帯には、安全性と経済性を両立したエアコン＋補助暖房の組み合わせをお勧めしています。
年間暖房費20万円程度で、快適な室内環境を維持できます。また、床暖房を部分的に導入することで、お子様の遊び場となるリビングエリアの快適性を大幅に向上させることも可能です。

ご夫婦二人でゆったりとした軽井沢ライフを楽しみたい方には、薪ストーブという選択肢もあります。
初期費用と維持費は高額になりますが、炎のある暮らしが提供する精神的な豊かさは何物にも代えがたい価値があるんです。

ご高齢の方や健康面に配慮したい方には、床暖房の導入を積極的にお勧めしています。
ランニングコストは高くなりますが、ヒートショックの予防や関節痛の軽減など、健康投資としての価値は十分にあると考えています。

10年間のトータルコスト比較

10年間のトータルコストを比較すると、初期費用の差が大きく影響することが分かります。
エアコン＋補助暖房の場合、初期費用80万円＋年間暖房費20万円×10年で、総額280万円となります。

薪ストーブの場合、初期費用250万円＋年間暖房費35万円×10年で、総額600万円となります。
床暖房（電気式）では、初期費用120万円＋年間暖房費28万円×10年で、総額400万円という計算です。

ただし、この比較には快適性や満足度は含まれていません。
私どもナルロワンのお客様からは、「費用は高くても、薪ストーブのある暮らしに満足している」「床暖房の快適さは手放せない」といったお声も多数いただいています。

ナルロワンの森泊で暖房体験をお試しください

私どもナルロワンでは、移住を検討されている皆さまに、軽井沢での暮らしを実際に体験していただける宿泊施設「森泊」を運営しています。
森泊では、異なる暖房設備を備えた複数の部屋をご用意しており、薪ストーブ、高効率エアコン、床暖房のそれぞれを実際に体験していただけるんです。

「冬の軽井沢がどれほど寒いのか」「どの暖房方法が自分の家族に合うのか」といった疑問は、実際に体験することで明確になります。森泊での宿泊体験を通じて、理想的な暖房選びのお手伝いをさせていただきます。

また、森泊での体験後には、お客様のライフスタイルや予算に応じた物件のご紹介も可能です。
暖房設備の整った賃貸物件から、理想の暖房システムを導入できる建築用地まで、幅広い選択肢の中から最適なご提案をさせていただきます。

私どもナルロワンは、お客様が軽井沢で快適に過ごしていただけるよう、住まい探しから生活のサポートまで、心を込めてお手伝いさせていただきます。軽井沢での暮らしに関するご相談は、どうぞお気軽にお声かけください。



軽井沢の冬は厳しいですが、適切な暖房選びによって、快適で豊かな冬の暮らしを実現することができます。皆さまの軽井沢ライフが、暖かく幸せなものとなりますよう、私どもナルロワンが責任を持ってサポートさせていただきます。



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ナルロワンでは、宿泊施設「森泊」での短期滞在体験から、高品質な賃貸物件のご紹介、さらには理想の不動産購入まで、軽井沢での暮らしをトータルでサポートしています。

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