2022-08-09
終活として税金対策や処分でトラブルを起こさないために、相続する予定の不動産も管理しておくことは大切です。
不動産は大きな資産のため、しっかりと対策をしないと管理が大変になりさまざまなデメリットも発生してしまいます。
しかし、不動産を相続する際の方法や対策について、ご存知の方は多くはないでしょう。
ここでは、終活に向けて相続する空き家を管理する方法や空き家を放置することのデメリット、空き家にしないための対策について解説していきます。
軽井沢の空き家の管理や売却をご検討中の方は、確認しておきましょう。
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不動産を相続する際に、空き家となってしまった場合にはどのように管理すれば良いのでしょうか。
建物付きの不動産を相続する際に、既に住まいがある場合や遠方にあることが理由でそのままの状態で放置してしまうと、建物は劣化してしまいます。
何も知らずに相続して放置してしまわないように、空き家の管理方法を知っておきましょう。
建物が劣化する原因として考えられるのは、湿度や害虫、匂いなどです。
それぞれの対策を知っておくことで建物の劣化を防ぐことができます。
窓を開けて換気をする
建物が劣化する大きな原因の一つが湿度です。
通常の家であれば、家の出入りによる空気の入れ替えや24時間換気装置などによる換気によって、湿度が溜まることを防げるようになっています。
しかし、空き家として放置してしまうと出入りもなければ電気も入っていないため換気装置を使用することもできません。
そこで必要なのが、定期的に空き家に訪れて窓を開けて換気をすることです。
しっかりと定期的に換気をしておかないと湿度が溜まり、木造であれば木材が腐り、鉄骨は錆びてしまい建物の倒壊や傾きなどに繋がってしまい危険な状態になってしまいます。
清掃をする
誰も住んでいない空き家の状態でも清掃をすることは大切です。
清掃がいきとどいていないと埃やゴミは勿論ですが、害虫も発生しやすくなってしまいます。
害虫が出てしまうと建物全体のクリーニングが必要になってしまう場合もあります。
また、シロアリが出てしまうと木材が食べられてしまい建物の劣化に大きな影響を与えてしまいます。
清掃をおこなわずにゴミが溜まってしまったり、害虫が発生してしまうと近隣トラブルが起こる原因にもなってしまうので、きちんと管理するように心がけましょう。
通水をしておく
空き家の通水をしておくことも大切です。
通常の生活では、水道を使用するため排水管にもしっかりと水が溜まり、下水からの匂いや排水管の乾燥も防ぐことができています。
しかし、空き家となり水道を使用しなくなってしまうと水道管の水が蒸発してしまい、下水からの匂いが直接部屋中に充満してしまうことになります。
また、水道管の水がなくなることで錆びてしまい、劣化を早め漏水にも繋がってしまいます。
このような状態になるのを防ぐためにも定期的に通水をしておくことが大切です。
通常であれば、定期的に空き家に行き自分で管理をしていくのですが、遠方の方はなかなか訪れることができません。
自分で管理するのが大変な場合には、管理会社に依頼するのが良いでしょう。
自分で訪れるよりも頻繁に空き家に行って管理をしてくれます。
また、万が一のときにもすぐに対応をしてくれるようになりますので、空き家を放置してしまうことにもならず良い状態で相続をすることができるでしょう。
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空き家を管理するのは大変ではありますが、放置してしまうとさまざまなデメリットがあります。
どのようなデメリットがあるのか理解して、空き家として放置することがないように終活で対策しておきましょう。
空き家を放置することで放火にあう可能性が高くなります。
人の出入りがないと周囲に判断されると、放火の被害を受けやすくなってしまいます。
また、空き家で放置されているとゴミが溜まってしまうこともあり、不審火にもつながりやすくなってしまいますので、気をつけましょう。
放火で、隣家に燃え移ってしまった場合にはさらに被害が大きくなり責任を負う恐れもあります。
空き家の放置は、湿度や腐食の侵食を早めることになり、建物が倒壊する可能性を高めてしまいます。
火災同様に倒壊した場合も近隣に被害を及ばす可能性は高いので、危険です。
場合によっては損害賠償責任を負うことにもなりますので、気をつけましょう。
倒壊まではいかなくても、空き家の放置は建物の劣化を早め価値の低下につながります。
価値が低下してからでは売却するときに、売却価格が安くなってしまいますので、保有するのか売却するのかは初めの段階でしっかりと考えておいたほうが良いでしょう。
不動産は固定資産のため、保有していると毎年固定資産税が発生します。
固定資産税は、土地に建物が建っていると軽減措置を受けることができ、固定資産税が安くすみます。
しかし、空き家で放置された状態が続くと、特定空き家に認定されてしまいます。
特定空き家に認定されると、固定資産税の軽減措置を受けることができず、税金といった維持費が高くなってしまいます。
また、場合によっては勝手に建物が解体されてしまい、かつ解体費用の請求もきてしまうこともありますので、空き家を相続する際には気をつけましょう。
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空き家を相続してしっかりと管理をしていかないとさまざまなリスクが生じることとなります。
終活では、相続人にリスクを残さないために相続の前に空き家にしないための対策についても話し合っておくと良いでしょう。
空き家を管理するには、定期的に行って対策をしないといけないため、難しそうであれば、解体することも一つの手段です。
放置して特定空き家になってしまっては良くありません。
また、周囲に危害を加えないためにも解体して更地で管理する方が手間が少なくてすみます。
空き家の管理や更地の管理も大変場合には、売却することを検討しましょう。
空き家は価値の下落が通常よりも早くなりやすいです。
そのため、相続した直後が建物の価値が高いでしょう。
劣化してからの売却では下げ幅分損することにもなってしまいますので、相続してすぐの段階で売却するのが良いでしょう。
売却して利益が出ると通常は譲渡所得税が課税されますが、居住用財産に係る空き家を売却した場合には譲渡所得の特別控除の特例を使用することもでき、場合によっては譲渡所得税をゼロにすることもできます。
税金を計算して、特例の条件を確認したうえで使用して売却するのも一つの方法です。
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空き家はしっかりとした管理をしていくことが大切です。
相続する空き家を負の財産としないために、終活としてしっかりと全員で空き家を放置するリスクや管理方法を話し合い適切な対策を検討しておきましょう。
ナルロワンは、軽井沢の不動産売却を主にお手伝いしております。
相続で不動産売却をする場合はお気軽にご相談やお問合せください。