土地の境界標を設置するメリットとは?

2022-10-30


土地の境界とは、所有権の範囲を指し示す線のことで、その中で目に観えない境界点を示す印が境界標となります。

今回は、境界標の種類や設置するメリット及び設置方法などを紹介していきます。


境界標の種類


境界標は、それ自体が境界標であることが顕著であり、尚且つ容易に移動することができず、長い年月腐食に耐えられるものが望ましいとされています。



・コンクリート杭
境界標に使用されるものの代表的な杭となります。
境界標は押したり、自動車などの走行で踏まれても動くことがない堅牢であることも求められることから、境界標を設置する際にはコンクリート杭が推奨されています。


・石杭
主に高価な御影石を使用することから、現在は新しく境界標を設置する際は石杭が使用されることは少ないですが、最も優れた境界杭のひとつでもあります。


・プラスチック杭
市場にも多く出回っていることもあり、新しく境界標を設置する際はプラスチック杭が使用されることがあります。加工しやすく非常に軽いため設置も容易ですが、コンクリート杭や石杭と比べると耐久性の面では劣ってしまいます。


・木杭
サイズは様々ですが、主に仮の杭や一時的な杭として使用する杭で基本的には1〜2年程で腐食してしまいます。


・金属標、金属鋲
主に敷地と道路との境界や道路内に設置する境界標となります。


境界標を設置するメリット及び設置方法

今後、土地のご売却をお考えの場合は、特に今まで手付かずだった土地などは直ぐには境界標が見つからず、境界が確認できないケースもあります。境界標が無い場合には、隣地所有者の立会いを得て、土地家屋調査士などの資格ある者の測量による境界標の設置が必要になるため費用もかかってきます。

また、隣地所有者が遠方に住んでいるなどの理由から連絡が取れず、スムーズな取引の妨げになってしまうこともあります。

その他にも、境界が曖昧なままでいると隣地所有者同士がお互い自己に有利な主張をしてくるケースがあり、場合によっては紛争に発展してしまうことも考えられます。そういったことを未然に防ぐためにも、まずは境界標の確認をしていただくことが必要です。

境界標を勝手に移動したり撤去することは処罰の対象となりますので、境界標を確認する際には十分な注意が必要です。

土地家屋調査士に測量の依頼をする前に、まずは敷地の境界を調査してほしい等のご要望があればナルロワンまでご相談ください。

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