2024-08-17
戸建ての売却を考えている人の中には、思うように買い手が見つからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
売りたい物件が長期間売れないと、精神的にも経済的にも負担が増してしまいますよね。
この記事では、「なぜ戸建てが売れにくいのか」その理由を探り、売却を成功させるための具体的な対策をご紹介します。
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建物の劣化が目立つ、二世帯住宅など用途が限られている、土地の形状が悪いといった場合も、購入希望者が限られるため、売れにくくなることが考えられます。
年数を経た木造戸建ては担保としての価値が低く見られがちで、購入希望者が住宅ローンを組む際に問題が発生することがあります。
例えば、中古の戸建てを購入する場合、希望額の住宅ローンが通らなかったり、住宅ローン控除を受けるための条件として、築年数が20年以内であるか、耐震基準を満たしていることが求められます。
マンションと比べて、戸建ては購入者にとって検討事項が多く、売主の好みが色濃く反映されているため、購入を決めるまでに時間がかかる傾向があります。
マンションなら、立地や築年数など主要な条件で比較的簡単に判断できますが、戸建ては独自の特徴が多いため、購入者にとっての判断材料が増えるので、ハードルを上げてしまう要因になっています。
競合物件と比較して売出価格が高い場合、相場よりも高い価格設定が原因で売れないこともあります。
戸建の購入希望者は、複数の物件を比較し、相場感をつかんでいることがほとんどです。そのため、相場よりも高い物件は選択肢から外されがちです。
「売れなければ徐々に値下げすればよい」と考えるかもしれませんが、売出期間が長くなると「売れ残り」のイメージがつき、ますます売れにくくなります。
そのため、最初から適正価格で売り出すことが非常に重要です。
広告活動を行っているにもかかわらず売れない場合、物件の魅力が十分に伝わっていない可能性があります。
よくあるケースとしては、物件に関する情報が不足しているため、購入検討者の疑問に答えられていないことや、写真の質が低いため物件の良さが伝わらない、あるいは逆に悪い印象を与えてしまうことがあります。
家が売れない原因のひとつに、売り出し方の問題があります。
売出価格が相場に合っていない、売り出しのタイミングが悪い、または広告活動が不十分で物件の魅力が伝わっていないなど、こうした問題は売主自身の責任ではなく、不動産会社の対応が原因であることが多いです。
※もし、売却活動に疑問や不満を感じた場合は、まず不動産会社に問い合わせてみましょう。
販売活動が不適切な場合の対策としては、不動産会社に対して積極的な販売活動を促し、それでも改善が見られない場合は不動産会社の変更を検討することも必要といえます。
問い合わせや内覧申し込みがあるのに売れない場合は、内覧時の対応に問題がある可能性があります。
内覧希望者がいるにもかかわらず、売却に至らない場合、内覧時の印象が悪いことが原因かもしれません。
例えば、家の中や敷地が散らかっていたり、汚れていたりすると、物件の状態が悪いと判断されてしまいます。
ペットやたばこのにおいがしないか、荷物が散乱していないか、生活感が強すぎて新しい生活を想像しにくい状態になっていないかも重要です。特に水回りの汚れは、不衛生な印象を与え、大きなマイナスポイントとなります。
また、見せられない場所があるというのも、購入希望者が物件の状態を正しく把握できず、購入意欲を減退させる原因となります。収納の中も全て公開するくらいの心づもりでいることが大切です。
さらに、盲点になりがちなのは接客態度です。売主の対応が冷たかったり、子供やペットが騒がしくて落ち着いて内覧できないといった状況も、購入を妨げることがあります。
適正な価格で売り出し、十分な広告活動を行っているにもかかわらず売れない場合、物件の需要が低い可能性があります。特に、物件が所在するエリアが人気のない地域であることが原因となることがあります。
例えば、周辺環境が居住に適していない、過疎化が進んでいる、今後の発展が見込めない、または利便性が悪いといった理由で「ここに住みたい」と思ってもらえない場合、物件が売れにくくなります。さらに、過疎化が進んでいる地域では、学校の児童数が少ない、学校の統廃合が進む可能性があるなど、居住者が減少するエリアに物件があると、売却が難しくなることもあります。
売却が進まない理由を正確に把握し、適切な対策を講じることが、成功への第一歩です。
不動産会社の担当者と協力して、物件が売れない原因を突き止め、それに応じた具体的な対策を考えていきましょう。
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